シリーズ「税金を"JUDGIT!"」
ワセダクロニクルは、独立・非営利の探査報道メディアです。77ヶ国から182の独立・非営利のニュース組織が加盟する世界探査ジャーナリズムネットワーク(GIJN: Global Investigative Journalism Network)のオフィシャルメンバーです。2017年6月にニュース組織として日本で初めて加盟しました。引き続き、市民が支えるニュースメディアを目指し、既成メディアではできないジャーナリズム活動を展開していきます。
独立を堅持するため、市民のみなさんからのご支援をお願いしています。
ワセダクロニクでは以下のジャーナリズム活動を推進していていきます。
- ・探査ジャーナリズムによる成果物のリリース及び書籍等の発行
- ・持続可能なジャーナリズム活動を確立するための経済モデルの研究と開発
- ・探査ジャーナリズム推進のための国際連携
- ・探査ジャーナリズムの手法の確立とその成果の市民社会への還元
- ・ジャーナリズム活動を促進するための講演会やイベントの開催
- ・ジャーナリスト志望の学生のインターンの受け入れ
ワセダクロニクルの「約束」
ワセダクロニクルは私たちの使命と行動原則を次のように明らかにし、これらを自ら守ることを「約束」します。
1. 使命: 探査ジャーナリズムの使命を果たします
私たちは、政治的・経済的・社会的権力に対する対抗的な関係性の認識に立ち、権力監視のジャーナリズム活動を通じ、権力の作動によって生まれた犠牲者や被害者を救済し、または生まれるであろう犠牲や被害の出現を未然に防ぎ、犠牲や被害の出現の原因となる権力の腐敗や不正、不正義、不作為を終わらせます。私たちはこの使命を市民社会の代理人として引き受け、社会の改良と改善に貢献していきます。
2. 実践倫理: 探査ジャーナリズムの実践倫理に基づいて行動します
私たちは、権力が公開されることを望まずに意図的に隠している事実、または権力が偶発的に隠している事実に気づき、それを探査し、発掘し、事実と証拠に基づいて構成されたストーリー(story)として、ニュース(news/article)として、公衆に向けて発信し、権力の秘密を暴露します。そのために、客観性のある、あらゆる手段を使ってそれら事実と証拠を入手します。私たちは内部告発者を徹底的に守ります。私たちはこうした行動を私たちの使命に照らして妥当な実践倫理に基づいて行います。
3. 独立と透明性: 財政的自立によってあらゆる権力から独立します
私たちは、非営利型の組織モデルを選択し、市民社会からの自発的拠出金を財源とします。これによる財政的自立を通じて、あらゆる権力からの独立を担保します。また、市民社会からいただいた財源の出所および使途については透明性を確保します。
4. 職能的連帯: 職能的連帯によって権力から独立します
私たちは、国や文化、習慣、言語等の相違を超えて、「個」としてのジャーナリスト同士の職能的連帯の関係を築き、その絆によって私たちおよび僚友のあらゆる権力からの独立を確保します。
ワセダクロニクルは以上の4点に基づいて活動することを支援者および読者のみなさんに約束します。そして、その約束を履行します。
国際アドバイザリー・ボード
その約束の遂行を確実にするため、私たちは助言機関として国際アドバイザリー・ボードを設けます。そのメンバーは以下の通りです。五十音順。
- 大石泰彦 / 憲法学者、青山学院大学法学部教授
- ゲルト・G・コッパー/ 社会学者、ドルトムントTU大学名誉教授、欧州ジャーナリズム・センター(EJC) 初代理事長、ドイツ
- 工藤律子 / ジャーナリスト、NGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表
- 出口綾子 / 編集者、NGO「北鎌倉史跡研究会」「寿支援者交流会」メンバー
- 花田達朗 / 社会学者、早稲田大学名誉教授、東京大学名誉教授
- スティーブン・バトラー / ジャーナリスト、ジャーナリスト保護委員会(CPJ) アジア地域プログラムコーディネーター、米国
お問い合わせ
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著作権および内容についての責任
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主な活動記録(2019.3.19現在)
2019年
3月18日 | 定例ワセクロ・オフ会。テーマは「『ブレーキが壊れた安倍政権と日本企業』〜環境NGO・FoEJapanを招いて」。 |
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3月8日 | 第5シリーズ「検証東大病院 封印した死」の「最後の言葉は “Making the Road” ーー 検証東大病院 封印した死(11)」がリリース |
3月7日 | 第5シリーズ「検証東大病院 封印した死」の「『退院したらご飯に行こう』── 検証東大病院 封印した死(10)」がリリース |
2月14日 | 第5シリーズ「母親に伝わらなかった『著しいリスク』── 検証東大病院 封印した死(9)」がリリース |
2月7日 | 第5シリーズ「回答書は『支離滅裂』と東大専門医 ── 検証 東大病院 封印した死(8)」がリリース |
2月6日 | 第5シリーズ「東大病院、新聞・テレビに『ご理解』求める 1万字に及ぶ回答書で ── 検証東大病院 封印した死(7)」がリリース |
2月3日 | 緊急シンポジウム「医師が伝授する患者のための“製薬マネーデータベース”活用法」を開催 |
2月1日 | ワセダクロニクルが創刊2年を迎える。2年間を振り返る「ワセクロがこの2年で動かした5つの事態ーー今日は創刊2周年、一層のご支援をよろしくお願いします」を掲載。また、ワセクロに4人のコラムニストが誕生。2月16日からコラム「二階の硝子窓」を開始。 |
1月22日 | 定例ワセクロ・オフ会。テーマは「マネーデータベース『製薬会社と医師』」 |
1月15日 | マネーデータベース「製薬会社と医師」を公開 |
1月16日 | 第5シリーズ「妊婦に多量のインスリンを誤投与、一時意識不明に── 検証 東大病院 封印した死(6)」がリリース |
1月10日 | 第5シリーズ「大丈夫? 東大 事故調報告嫌がった院長、医学系研究科長昇任へ ── 検証 東大病院 封印した死(5)」がリリース |
2018年
12月13日 | 第5シリーズ「検証東大病院 封印した死」の「『肺からの空気漏れ』見逃し、体調急変 —— 検証 東大病院 封印した死(3)」がリリース。また、「【速報】(東大病院カテーテル死「隠蔽」事件) 東大病院が一転、『病死』から『医療事故』と認定 / 医療事故調査制度の手続きを開始 / 『情報漏らした』と『犯人捜し』を宣言」を速報でリリース。 |
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12月7日 | 第5シリーズ「検証東大病院 封印した死」の「新治療の実績づくりに躍起 —— 検証 東大病院 封印した死(2)」がリリース。英語版のツイッター開設、発信を開始。 |
12月6日 | 「【速報】厚労省が東大病院を聞き取り調査へ / 厚労省『特定機能病院として望ましいものかどうか判断』」を速報でリリース。 |
12月4日 | 韓国ソウルで開催の国際会議 Journalism Conference 2018 (SJC 2018)にスピーカーとして参加。会議のテーマは「Investigative Journalism and Asian Democracy」。韓国最大のジャーナリズム誌「時事イン」の主催。 |
11月30日 | 第5シリーズ「検証東大病院 封印した死」の「カルテが語る真実 —— 検証 東大病院 封印した死(1)」がリリース。 |
11月27日 | 第3シリーズ「石炭火力は止まらない」の「進む丸紅、退く韓国:石炭火力は止まらない(2) – アジアのなかの構造的差別 −」がリリース。韓国のニュース打破とインドネシアのテンポとの国際共同取材。 |
11月26日 | 「【速報】東大病院で心臓治療の患者が術後16日で死亡、院内からもミス指摘の声 / 医療事故調に届け出ず、『病死・自然死』で処理」を速報でリリース。ワセダクロニクルとして初めての速報。 |
11月20日 | 定例ワセクロ・オフ会。テーマは「マスコミ就活に未来はあるか〜ジャーナリストの卵はどこにいる?」。 |
10月19日 | 『探査ジャーナリズム/調査報道 アジアで台頭する非営利ニュース組織』を出版。 |
10月17日 | 定例ワセクロ・オフ会。テーマは「IJAsia18の報告」。 |
10月4-7日 | 韓国ソウルで開催の国際会議IJAsia18にスピーカーとして参加。同大会の公式サポート団体になる。「Lightning Talks: Great Projects You Haven’t Heard Of」で「強制不妊」を、「Investigating Health」で「製薬マネーと医師」をそれぞれスピーチ。「製薬マネーと医師」を共同取材する医療ガバナンス研究所からも参加し、共同でスピーチ。 |
10月1日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「赤ちゃんの写真を贈る医師【連載レポート】強制不妊(24)」がリリース。 |
9月18日 | 特集「強制不妊」が貧困ジャーナリズム大賞を受賞。「一連の報道に先鞭」と評価 |
8月29日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「宮城県が与えた「使命」【連載レポート】強制不妊(23)」がリリース |
8月25日 | 緊急シンポジウム「カネの流れは何を明らかにするのか: 探査報道『製薬マネーと医師』」を開催 |
8月20日 | 定例ワセクロ・オフ会。テーマは「市民の立場から今のジャーナリズムを考える」 |
8月10日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「宮城県が作った強制不妊手術の「推進装置」【連載レポート】強制不妊(22)」がリリース |
8月2日 | 第2シリーズ「近づいてはいけない病院」 【連載レポート】強制不妊(21)」がリリース。 |
7月20日 | 「公害経験国のもう1つの顔 : 石炭火力は止まらない(1) ー アジアのなかの構造的差別 ー」がリリース。韓国のニュース打破とインドネシアのテンポとの国際共同取材。定例ワセクロ・オフ会。テーマは「海外に出かけてみたらジャーナリストに出会えました! ワセクロの国際連携戦略をご紹介します」 |
6月29日 | 第3シリーズ「製薬マネーと医師(4)」をリリース。「薬価算定トップの秋下雅弘・東大教授、『製薬会社主催の講演会は自粛が必要』」 |
6月28日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「父からの手紙 【連載レポート】強制不妊(20)」がリリース |
6月27日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「半世紀後の新証言 【連載レポート】強制不妊(19)」がリリース |
6月22日 | 第3シリーズ「製薬マネーと医師(3)」をリリース。「薬価算定トップが1割超の新薬の審議・議決に参加できず/製薬会社から1,000万円超受領の秋下雅弘委員長「質問に答えるのは厚労省/意図的な価格のつり上げは否定」 |
6月20日 | 定例ワセクロ・オフ会。テーマは「製薬マネーと医師」 |
6月15日 | 第3シリーズ「製薬マネーと医師(2)」をリリース。「薬の値段の『算定組織』委員長ら3人が製薬会社から1,000万円超の副収入/厚労大臣、委員と製薬会社との利害関係は「不開示」」 |
6月8日 | 第3シリーズ「製薬マネーと医師(1)」をリリース。「製薬会社から医師への謝金など 年間1,000万円超が96人 2,000万円超えも/総額は266億円に 一部の医師に集中」 |
6月1日 | 第3シリーズ「製薬マネーと医師」が開始。「シリーズ『製薬マネーと医師』を始めます」をリリース |
5月31日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「運命の判定【連載レポート】強制不妊(18)」をリリース |
5月30日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「逃げても、逃げても【連載レポート】強制不妊(17)」をリリース |
5月29日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「民生委員の来訪【連載レポート】強制不妊(16)」をリリース |
5月21日 | 定例ワセクロ・オフ会。テーマは「銀座のバー・オーナーが見たワセダクロニクル」 |
5月12日 | 第1期ワセクロ「炎の文章塾」が開講 |
5月3日 | 世界プレスの自由デー記念シンポ「日本には『取材の自由』はなかった:ジャーナリズムの危機と展望」を開催 |
4月20日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「『おとぎの国』の少女たちの行方【連載レポート】強制不妊(15)」をリリース/定例ワセクロ・オフ会。テーマは「強制不妊とマスコミ」 |
4月19日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「『貧しさ』が狙われた【連載レポート】強制不妊(14)」をリリース |
4月18日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「ふるさとを追われて【連載レポート】強制不妊(13)」をリリース |
4月17日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「県が選別した『精薄児』【連載レポート】強制不妊(12)」をリリース |
4月5日 | 強制不妊手術をテーマにしたトークイベントを開催。Motion Galleryとの共同企画イベント。ゲストに杉山文野さん |
3月29日 | 寄付システムが更新。毎月定額のクレジットカード決済ができるように |
3月23日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「新聞記事で『精薄児を徹底的に絶やす』【連載レポート】強制不妊(11)」をリリース |
3月22日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「マスコミは『味方』だったのか【連載レポート】強制不妊(10)」をリリース |
3月20日 | 定例ワセクロ・オフ会を初開催。テーマは「強制不妊」 |
3月16日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「張り巡らされた『愛』の行方【連載レポート】【強制不妊(9)」をリリース |
3月15日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「一口100円、『愛の十万人運動』【連載レポート】強制不妊(8)」をリリース |
3月14日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「善人たちが信じたもの【連載レポート】強制不妊(7)」をリリース |
3月7日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「NHK経営委員と『優生手術の徹底』【連載レポート】強制不妊(6)」をリリース |
3月2日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「オール宮城で『優生手術の徹底』、NHK・河北新報の幹部も顧問に【連載レポート】強制不妊(5)」をリリース |
3月1日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「『精神薄弱児』施設の火災【連載レポート】強制不妊(4)」をリリース |
2月28日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「福祉事務所の報告【連載レポート】強制不妊(3)」をリリース |
2月27日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「告白【連載レポート】強制不妊(2)」をリリース |
2月26日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「愛宕橋を渡ると【連載レポート】強制不妊(1)」をリリース |
2月15日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「【強制不妊】厚生省令で、家族・親族の病歴や犯歴調査を命令」をリリース |
2月14日 | 第2シリーズ「強制不妊」の「【強制不妊】「ナチス化」危惧の声、採択では『異議なし』」 |
2月13日 | 第2シリーズ「強制不妊」がスタート。「【強制不妊】厚生省の要請で自治体が件数競い合い、最多の北海道は『千人突破記念誌』発行」をリリース。クラウドファンディングも開始。5月31日に終了。83人から91万5,678円 |
2月1日 | 特定非営利活動法人として認可。ジャーナリズムNGOとしての活動がスタート |
1月21日 | 連続シンポジウム第2回「メディアを覆うタブーを打ち破れ」を開催。岩波書店『世界』編集部との共催 |
2017年
2016年
3月11日 | 早稲田探査ジャーナリズムプロジェクト(WIJP: Waseda Investigative Journalism Project)がスタート。Fukushima Timeline Projectをリリース |
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